50代女性が副業で月3万円を稼ぐ断捨離とは

「自分の時間を有効に使いたい」「やりたいことを見つけたい」と50代になって感じている方も多いのではないでしょうか。

女性たちに今人気なのが、誰に気をつかうことなく気軽に楽しめる「ソロ活」です。自分の都合のよい時間に断捨離に着手、スッキリしたお部屋と心を活かして、ちょっとした副業にチャレンジする人も増えています。

この記事では、50代女性が断捨離の経験を活かしながら、月3万円の収入を目指すステップ、例をわかりやすくご紹介します。

「これなら私にもできそう!」と思えるヒントがきっと見つかりますよ。

50代が断捨離をする主なメリットとは?

断捨離をする主なメリット

50代は、これまで頑張ってきた分だけ、暮らしや心に積み重なったモノや思いが多い世代。
だからこそ、断捨離を始めると、その効果が思った以上に大きく、深く感じられることが少なくありません。
具体的には、こんなメリットが実感できます。

 心が軽くなる(メンタルのデトックス)

  1. モノが減ることで、脳や心にかかっていた「見えないストレス」がスッと消えます。
  2. 特に50代は、子育てや親の介護、夫婦関係などで心が疲れやすい時期。断捨離で「自分軸」に戻る感覚が得られます。

 体がラクになる(動きやすく、疲れにくくなる)

  1. 探し物や片付けの回数が減るので、無駄な動作やイライラが激減します。
  2. 家の動線がスムーズになり、掃除もラクに。家事の時短につながります。

「これからの人生」に目が向く

  1. 50代は「人生の折り返し地点」と言われる年代。断捨離をすると、過去のモノへの執着が減り、未来の選択がしやすくなります。
  2. 「これから何をしたいか」「どんな暮らしをしたいか」がクリアに見えてくる人が多いです。

人間関係の整理も進む

  1. モノを手放すうちに、自然と「もう距離を置きたい人」「これから大事にしたい人」がハッキリしてきます。
  2. 断捨離を機に交友関係やSNSの整理を始める人も多いです。

老前整理として安心感が増す

  1. 将来、子どもや家族に負担をかけたくないと考える50代にとって、「老前整理」としての断捨離は大きな安心材料になります。
  2. 住まいがスッキリすると、「この家でこのまま年を重ねても大丈夫」という自信にもつながります。

これ以外にも、

「服を半分に減らしたら、毎朝のコーディネートが楽しくなった」

「不要なモノを処分したら、思わぬへそくりや思い出の品が出てきて元気が出た」

「断捨離した部屋で、趣味や副業を始める気になった」

など、断捨離は私たちの生活にたくさんのメリットをもたらします。

特に50代は次の人生ステージへのきっかけ作りとして断捨離が効く年代ですね。

次は、50代がスムーズに断捨離を始められるモノ、挫折しないコツをセットでお伝えします。

50代が断捨離を始めやすいモノTOP5と挫折しないコツ

50代が断捨離に挫折しないコツ

いざ、断捨離に着手しようと思っても「どこから手をつければよいか」「着手してもはかどらない」

そんな問題に直面し、結局先延ばしになってしまうこともありがちです。

ここでは断捨離を始めやすいモノ、挫折しないコツを解説していきます。

断捨離を始めやすいモノTOP5

まずは、悩まずにすぐに断捨離できるものから始めるのがおすすめです。

1. 古いタオル・寝具

家族が日常的に使うタオルや寝具は、劣化しやすく、次第に数が増えているものです。捨てても精神的負担が少なく、「断捨離のウォーミングアップ」に最適です。

2.使っていないバッグ・靴

靴やバッグは「高かったから・・・」としまい込んだままの場合も多いのではないでしょうか。いざ出してみると形や色が今の自分に合わなくなっていることもありがちですね。こういったものは手放すと、身軽さとクローゼットの余裕をすぐに実感できます。

3. 賞味期限切れの食品や調味料

キッチンの棚や冷蔵庫の奥に潜んでいる「期限切れ品」は、サクサク処分できるので、早い段階で達成感を得られます。キッチンがスッキリすると、無駄がなくなりお料理にかかる時間も短縮、食生活の質もアップします

4. 読み返さない雑誌・カタログ・パンフレット

つい溜まりがちな紙モノは、「一度も見返してない」ものがほとんどです。これを処分すると、部屋の視界がクリアになり、気分もスッキリとします。

5. 古い化粧品・使わないヘアケア用品

50代になると肌質や髪質が変化します。以前に買ったけれども、合わなくなり残っているものはありませんか?処分することで、今の自分に合うケアがしやすくなり、気分も若返ります!

50代が断捨離で「挫折しない5つのコツ」

断捨離に挫折しないコツを開設

捨てるモノの目途がついたら、挫折せず続けることが断捨離成功への道です。途中で迷ったり、疲れて中途半端にならないコツをお伝えします。

コツ1:「引き出し1つ」から始める

最初から「家中やる!」と構えると疲れてしまいます。まずはタンスの1段・バッグの中・冷蔵庫の1棚など小さくスタートするのがおすすめ。

 コツ2:「悩んだら保留BOX」方式

断捨離の過程で捨てるかどうか迷うものはすぐ捨てなくてOK。「3か月使わなければ処分する」とルールを決めて保留ボックスを作っておきましょう。

コツ3:「Before→After」を写真で記録

片付いた空間を写真に撮ると、やる気が持続しやすいですよ。SNSや家族とシェアするとさらに効果UPです。

コツ4:「捨てたモノリスト」を書く

ノートやスマホに手放したモノを書き出すと、達成感が積み上がります。「これだけスッキリできた!」と自信に直結します。

コツ5:「ごほうび」をセットする

一箇所片付けたら、好きなカフェに行く・新しいハンドクリームを買うなど、小さなごほうびを自分にあげましょう。脳が「断捨離=楽しい」と覚えて、挫折しにくくなります。

50代は「過去の思い出」や「高価だったモノ」で手が止まりやすい傾向にあります。最初は「消耗品」「今もう不要なモノ」から着手するのが成功パターンです。

50代が「後悔しやすい」断捨離アイテムは?

断捨離で捨てると後悔するモノとは?

断捨離のリズムにのると、どんどんモノが減り家の中もすっきりしてきます。一方、捨ててしまってから「やっぱり残しておけばよかった」「何で捨ててしまったんだろう」と後悔することもあるかもしれません。そんな場合も、段階を追って断捨離したり、自分の中で残すもの・手放すもの・思い出の記録方法のルールを決めておくと、後から悔やむことなく、断捨離をスムーズに進めていくコツです。

ここでは、「後悔しやすいモノ」と、「心の変化」、をお伝えします。

1. 思い出の品(写真・子どもの作品・手紙

昔の写真や子供に関わる作品、手紙などは捨てた後に、感情的にぽっかり穴があくケースも多いです。コツとしては一気に手放さず、「ベスト10だけ残す」のが後悔しにくい方法です。

2. ジュエリーや腕時計

ジュエリーや腕時計など、ライフスタイルの変化で一時的には使わなくても、後で使うシーンがでてくることがあります。思い入れのある品の場合は無理に手放さなくてもOKです。また売る場合は信頼できる査定先を選び、納得のいく査定額で売却するようにしましょう。

3. 親や祖父母の形見

50代になると、親世代が亡くなり、形見をどうするか悩むこともあるでしょう。この場合も急いですべて処分せず、「本当に心に響くもの」だけを手元に残すのがコツです。また、写真に残しておけば後から思い出すこともできるのでおすすめの方法です。

4. ブランドバッグや高級品

高かったゆえに、捨てた後に惜しくなることが多いアイテムです。それでも今後使うつもりがなければ、リサイクルショップやメルカリで売るのがおすすめ。納得のいく価格で手放し、ちょっとした収入になれば気持ちもすっきりします。

5. 本や趣味グッズ

本や趣味に関するグッズは「また読もう」「いつか再開しよう」と思い、結局何年も手付かずのことがあります。思い切っ処分したに後悔するパターンも。本は電子書籍で代用すれば、いつでも読み返すことができます。趣味グッズは今後3年以内に使うかどうかが判断の目安にするとよいです。

断捨離が進むと「自然に起こる心の変化」

断捨離が進むと起こる心の変化とは

断捨離が進むと、自然に心にも変化が訪れます。
まず、モノを減らすことで過去にとらわれず、「これからどんな暮らしをしたいか」と未来に目を向ける時間が増え、50代にとってはセカンドライフの準備がスムーズに進みます。
「いる・いらない」の判断を重ねるうちに決断力が磨かれ、人間関係や仕事、副業選びでも迷わずスパッと決められるようになるのです。
さらに、自分で選んで手放す経験は小さな自信となります。

「今さら遅いかな…」と感じやすい50代女性でも、「まだ私は動ける」と自己肯定感を取り戻すきっかけになります。
加えて、断捨離をきっかけに付き合う人も自然と整理され、「もっとつながりたい人」「距離を置きたい人」が直感的にわかるようになるのも興味深い変化です。
モノが減ることで生まれる時間・空間・心の余白が、新しい趣味や副業、学び直しといった50代以降の新たな挑戦へとつながっていきます。
実際に断捨離をした方にはこんな経験をされることもあります。

「モノを減らしたら、ずっと前に辞めてしまったピアノを再開した
「スッキリした家でブログやnoteを書き始めた
「片付けが進んだら、夫との距離感もちょうどよくなった

そろそろ、断捨離を始めたくなったのではありませんか?

断捨離後に始めやすい「50代向け副業リスト」

断捨離をしたらチャレンジしたい50代向けの副業とは?

心に余裕ができると、「何か新しいことを始めてみようかな」という気持ちも自然とわいてくるもの。
50代は、これまでの経験を活かしながら、自分らしいペースで楽しめる副業や趣味を始めるのにぴったりの時期です。ここでは断捨離後のスッキリした暮らしを活かしながらできる「50代向け副業」をご紹介します。
気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • フリマアプリ販売(メルカリ・ラクマ)
    • 断捨離で出たモノを収入に変える第一歩として王道。まずは不用品を売ることでコツをつかみ、仕入れ販売に発展させると収益もアップします。
  • 片付けアドバイザ
    • ご自身の断捨離経験を活かし、同年代向けの整理アドバイスやお手伝いを副業へ展開。
  • noteやブログライター
    • 「50代の断捨離日記」「ミニマルライフ記録」などは、同世代にも共感されやすく収益化しやすいジャンルです。
  • ハンドメイド販売
    • 断捨離で空いたスペースを制作活動の場に。アクセサリーや布小物など、これまで趣味で制作してきたアイテムを販売してみては。
  • オンライン講師
    • 「シニア向け片付け講座」「趣味をシェアするレッスン」をオンラインで初めてみるのもありです。Zoomなどで手軽に始めることができ、最近は需要も増えています。「断捨離®検定」などの資格を取る事で、信頼度がアップし、レッスンを始める場合の自信ときっかけにもなります。
      この後の章で片づけの資格を仕事に活かし、月3万の収入につなげる一例もご紹介します。

「断捨離®検定」とは? どうすれば仕事にできる?

「断捨離®検定」は、ただの資格取得にとどまらず、これからの仕事に活かせるチャンスも秘めています。
一般社団法人断捨離の「断捨離®検定1級」を取得すれば断捨離トレーナーとして、講座開催や片付けサポートなどの活動が可能になります。
受講者の中心は50代・60代の女性たちで、「これからの自分の仕事にしたい」と前向きに学んでいる方が多いのも特徴です。ただし、資格取得までにはセミナーに参加したり、費用もかかるようなので、気になる方はあらかじめ確認してみてください。

こちらの記事でご紹介している「整理収納アドバイザー」の資格を取得し、家事代行やお片付けのアドバイスなどの副業につなげている方もいます。SNSでの発信モニター募集実績を積んだり、メルカリ講座やシニア向け片付けイベントと組み合わせたりする形で副業にしている50代の方も実際に増えています。

片付けアドバイスや、家事代行などの副業はこんな方におすすめ

  • 「片付けを通して人の役に立ちたい」という気持ちがある方には、向いている資格です。
  • お片付け講座やコンサルタントを自宅やオンラインで小さく、副業から始めてみたい方にも◎。

資格を活かして「月3万円」稼ぐ流れ(例)

「整理収納アドバイザー」等の資格を活かして、月3万円の副収入を目指せるの?」—実は、ちょっとした工夫とステップを踏めば、無理なく実現できます。ここでは、資格を取ったあとにどんな流れで収入につなげていけるのか、一つの例としてご紹介します。
まずは、小さな実績作りからスタートしましょう。

ステップ1:整理収納アドバイザー等を取得し、自宅やオンラインで「小さな実績」を作る

この実績を写真や体験談として記録し、SNSやブログで発信すると、外部の人からも興味を持たれやすくなります。

★note×Threadsで収益化につなげる
Threadsで興味を持った人をnoteに誘導し、マガジンで写真や体験談といったコンテンツを提供する方法があります。noteの有料記事として収益化につなげたり、Zoomや自宅で開催するミニ講座やセミナーの告知、誘導する手段になります。

 ステップ2:ミニ講座・ワークショップを開く

ステップ1で興味をもった方に例えば「整理整頓-初級講座」や「50代向け片付けセミナー」を案内。Zoomまたは自宅で開催することも。参加費は1,500円〜3,000円くらいが始めやすい設定です。月に3〜5名の参加者がいれば、この時点で月1万〜1.5万の収入になります。

ステップ3:個別サポート・コンサルを商品化

ステップ2が上手く継続できれば、「1対1の片付けアドバイス」や「LINEサポート」などを5,000円〜1万円で提供。
例えば、月に3件(1回1万円)受ければ月3万円に到達します。

 ステップ4:メルカリ講座や「思い出整理」サービスを追加

片づけと相性のよい「メルカリ出品講座」や「デジタル写真の整理レッスン」などのアイデアで、講座とセットで提供すると、さらに収益が安定します。シミュレーション例ですが、このくらいのペースなら、50代の方が副業デビューしやすいボリューム感ではないでしょうか。

 「収入シミュレーション」例:
内容単価件数/月合計
ミニ講座(Zoom)2,000円5名10,000円
個別サポート10,000円2名20,000円
合計30,000円


「月3万」をゴールではなく「入口」として、目標を設定してみてはいかがでしょうか。
まずは経験と実績を積むことが一番の近道です。
断捨離®や整理収納アドバイザーの資格は「信頼の後押し」になりますが、実践&発信することが収入化のカギです。

まとめ

断捨離は、モノだけでなく心と暮らしを整えるきっかけになります。
そして、その経験を活かせば、50代からでも無理なく始められる副業として収入に変えることができます。
ソロ活として楽しみながら、自分らしいペースで少しずつ稼ぐ。それが50代女性にぴったりのスタイルです。
あなたもまずは、身近なところから一歩を踏み出してみませんか?
スッキリした暮らしと、新しい収入の両方を手に入れるチャンスです。